豫園情報

その他豫園地区情報
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場所
中華人民共和国上海市黄浦区Googleマップの地図

行き方
上海地下鉄10号線豫園駅下車。
徒歩3分ほど。

交通の便
上海地下鉄は1.2号線が3分に1本、3号線は8分、4号線は13分
8号線は8分、その他路線は15~20分に1本電車があり。

簡単な感想
豫園商城内を散策後はいよいよ豫園内へと移動します。
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今回訪れた豫園(豫園の意味は直訳すると楽しい園)とは
明の時代に四川省の役人であった潘允瑞によって建造された庭園で
故郷を懐かしむ両親を慰めるために建設されたという庭園は、1559年の造園開始から
1577年の完成と、18年間もの歳月をかけて完成した庭園です。

※完成時には、潘允瑞の父親は既に亡くなっていたそうです。

その後豫園を建設した潘家が没落後、豫園は一時荒廃しましたが
清代には上海の有力者たちが再建に乗り出し、その後1956年に西園の一部が改修・整備され
現在の「豫園」として一般に開放されるようになったそうです。

※現在の入場料は大人30元、子供(140cm以下)10元となっております。
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入場券を購入して園内に入ると、建設時に釘を使わずに建てた三稲堂が建っており
堂内には中国国内で簡体字が使われる前に使用されていた繁体字(台湾・香港で主に使用。)
(※日本の旧字体近い漢字)で書かれていた看板が掛けられています。
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内装が派手派手で繁体字で書かれた看板のあった三稲堂を見学した後は
獅子が守る四方を壁に囲まれた通路を奥へと進み
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中国らしく通路の屋根も独特の形をしています。
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変わった作りの屋根の下には獅子の像がもう一体あったので激写後
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次の目的地へと向けてしばしの間順路を進み移動すると
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ゴミ箱などが置かれて休憩所を兼ねているのか?広々とした順路を抜け
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更に進むと、数々の石が並んだ庭園が通路脇からチラッと見えたので激写し
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更に進むと、天井がアーケード街の様な雰囲気の通路へと進み
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この付近の床を見ると、石を一つ一つ砕いて床に挟み込んで絵を書いたような装飾が施されています。
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床が絵画のように美しい装飾が施された一画を見学した後は順路を先へと進み
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変わった形の門構えをした通路を進んだその先には
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先ほど通路からチラ見した岩造りの壁に囲まれた順路へと入り
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岩造りの通路を歩いていると、庭園と言うよりあかるい洞窟を歩いている様な雰囲気です。
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その後は各種おみやげを販売している豫園内の売店を見学し(撮影NG)
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おみやげ屋を見学した後は、建物の中を貫通する様に出来た通路を進み
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※意外と建物の中を貫通する通路は長かったです。
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建物の中を貫通する通路を歩ききると、樹齢400年を数える銀杏の木があり
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銀杏の木を見上げると太く硬く逞しい姿をしており、その姿を見て2CHなどでお馴染みの
山川純一作「くそみそテクニック」劇中セリフの「すごく・・・大きいです」が似合う立派な木でした。
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少しの間「すごく・・・大きいです」のセリフが似合う銀杏の木前で休憩を取った後は
再び豫園散策を開始します。62918216.jpg


先ほど見た通路内と同じように開けた場所の通路の意匠も大変凝っており
名前が豫園ではなく、美園でも違和感は感じないかも知れません。
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豫園は通路や岩を飾り立てた庭園を設営した以外にもこだわりの見所があり
下記写真中央の建物を見ると、屋根の上には鯱の様な姿をした像や
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中国では龍自体が皇帝を表す最高位の印なので、当時は勝手に龍の像は作れませんでしたが
爪の数を本来の5本から4本ないしは3本の物は龍ではない?という認識の元
龍を模倣した龍もどきの石像装飾がが園内壁に施されています。

※日本国内で龍の爪の意味は余りありませんが、中国ではきちんと意味があり
4本爪は貴族、3本爪は士族、2本爪は臣民、1本爪は卑民を守護すると言われ
中国に近い国々には龍は四本爪であると伝えられ、日本には三本爪と伝えられた経緯から
龍の像は皇帝専用であると決まっていた、皇帝が統治していた時代は
当時の中国から見て、日本は格下な国であると認識されていた事が読み取れます。
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龍の像を見て当時の時代背景に思いを馳せた後は先へと進み
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その後点春堂と呼ばれる建物があり、この場所にはかつて上海が魔都と呼ばれる理由を作った
水夫が中心になって発生した非合法組織、小刀会の本部がこの点春堂に置かれていたそうです。
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かつての小刀会の本部を後にした後は再び豫園散策へと戻り
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通路脇にあった数々の石を組み合わせて作った奇岩窟の様な場所を激写し
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その後獅子と龍が並んで設置された壁際の様子を見学した後は
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豫園の中心部にある築山及び仰山堂のある方へと進みます。
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仰山堂の近くには、中国全土から集められた奇岩が並べられた場所があり
場所によっては山のように積み重なっている事から築山と呼ばれているそうです。
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※場所によっては下記写真の様に岩で埋め尽くされている所もあります。
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その後は仰山堂の方へと移動し
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正面からしばしの間仰山堂を激写しました。
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※その後はしばしの間仰山堂及び築山の写真撮影を行いました。

※しばしの間写真を中心にお届けします。
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なんとなく中国と言えば柳の木が似合うのは気のせいかも知れません。
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壁を隔てた通路には様々な形をした入り口があり
奇妙な形をしていることで奥行きをより長く見せる効果があるそうです。
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出口の近くには当時の市長で、元国家主席だった江沢民(倖田來未ではない)直筆サイン入りの石像があり
人の上に立つ者&漢字文化圏の人間のサインだけあって達筆でした。
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お勧め度
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